スーパーストレングス!?

体力を高くして攻撃力を得ようとすると、「特殊攻撃」などを買う場合に比べて高く付くというのはよく言われることですが、果たしてそれは本当なのか、またどうアプローチするべきなのか?
そんなお話です。


「特殊攻撃」を使ってダメージを底上げする場合、FAQの普通の武器に対する「追加ダメージ」のルールが参考になります。

抄訳:特定の武器なら、普通の「追加ダメージ」でよい。どんな武器にも有効なら、+50%の宇宙パワー(Rule-Bending Cosmic)の増強。特定のカテゴリを指定するなら、その範囲に応じて+10〜40%。対応する攻撃の性質によって「追加ダメージ」自体のコストが変化する事に注意。

「追加ダメージ」の修正率が変わるとありますが、いちいち計算するのもあれなので、筋力ベース攻撃の増強と同じ修正率(前述の修正に加えて+100%、計+150%)でなんでも対応できるとしてしまってもいいかもしれません。

しかし体力基準攻撃全般を増強すると考えると、さまざまなダメージ型(叩き・切り・刺し・各種貫通体)への対応が必要ですので、選択攻撃として計算しても、+1Dにつき55CP必要です。これでわかるかと思われますが、「特殊攻撃」が安く見えるのは、あくまで用途が限定されているからで、攻撃体力を買う(+10、50CPでダメージ+1D)のと大きな差はありません。むしろ割高です。
1つの技を極める(特殊攻撃)か、基礎を極めて総合的に強化される(追加攻撃体力)か、それが問題です。


ちなみにSUPERSには、体力の効果を一時的に極大化させる方法が記されています。

使われるのは"Super Effort"という、POWERSにあった追加荷重体力用の特別増強です。この増強をつけると、BLの基準が「サイズ・速度/距離表」のサイズ修正値に追加荷重体力のレベルを当てはめた場合の数値になります。この効果は「更なる努力」の一種で、1回使用するごとに1点疲労しますが、意志判定は不要です。
SUPERSでは、このSuper Effortを追加荷重体力だけでなく、ST全体に適用できるようにするルールが紹介されています。指数的に効果が上昇しますので、十分なCP*1を工面できるのであれば、普通の「特殊攻撃」をはるかに超えるようなダメージ効率も達成できます。超人には防御手段にも同様に強力なものがありますので、他の超人には通用し難いかもしれませんが、少なくとも通常の存在を圧倒することは容易いでしょう。

*1:+300%!