魔法のスタイル

GURPS Thaumatology Magical Styles買いました。
これは魔法の「スタイル」*1を作るための小ルールです。

格闘技の場合と同じように、スタイルは「流派の知識」「前提技能/呪文」そして「特典」などからできています。格闘技のスタイルでは、その性質に合ったさまざまなテクニックを覚える事ができましたが、魔法のスタイルでは代わりにスタイルごとに固有の呪文リストから学ぶ事ができます。

Thaumatology Magical Stylesでは、魔法のスタイルのために、沢山の追加の特典も用意されています。これによってスタイルごとに際立った特徴をそれぞれの呪文に与える事ができるようになります。例えば、範囲呪文の範囲内で対象を自由に選択できるようになる「Area Spell Mastery」、余分な時間を使わずに素早く儀礼呪文を発動させる「Combat Ceremony」、攻撃呪文の効果を増幅する「Mighty Spell」etc. もちろん、そのスタイルでしか学べない秘密の呪文や特別な霊薬もあります。こうした特典により、魔法のスタイルをもつ魔術師は、そうでない魔術師より遥かに個性的で、強力な存在になりうるのです。*2

信仰ごとに異なる呪文リストを持つ「ユエル」の世界では、魔法のスタイルを導入するのはとても簡単でしょう。信者はいくつかの必須の技能と呪文を習得した後で、更なる技術に触れる事ができるようになるというわけです。信仰のレベルを上げる事は、そのまま奥義を学ぶための免状になるでしょう。

*1:3版で言う「流派」。4版ではもちろん格闘技でも「スタイル」です

*2:もちろん、魔法以外の特典やテクニックなどにもいえることです!

新しい盾のデータ

集めた資料を元に、盾のデータを改良してみました。現実的であると同時にゲーム的にも意味のある変更です。
盾の項の説明文にあるとおり、盾は筋力ベースの武器に対しては十分に有効ですが、銃に対しては完全ではなくなります。白兵武器でも、十分な力で振るわれれば盾を破壊することができます。


基本則:

  • 通常の物体のルールに従い、HPは重量より求めます。盾は壁や扉と同様、「薄い」物体です。従って、遮蔽DRは盾自身のDRと同じになります。
  • 材質は主にDRを変化させます。重量は基本的に維持され、代わりに厚さが減らされます。材質によってはHPが若干修正されます。*1

*1:このデータでは鉄の補強:+5%、鉄製:+10%、オリハルコン製:+30%としています。端数はてきとー。

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白兵攻撃における「速射」

通常の場合、白兵攻撃に「速射」の増強をつける事はできません。しかしアニメやゲームの必殺技などには、「速射」を使うのが望ましいように思われるものもあります。例えば「百烈脚」とか「流星拳」といったようなものです。ルール上これを解決するのは簡単で、ベーシックにもある宇宙パワー*1をつけることで、「速射」がつけられないという制限を逃れることが出来ます。例えば、次のような具合です:

ひゃくれつパンチ(+370%)[6CP]
叩き0d+1(白兵攻撃C、−30%;筋力ベース、+100%;宇宙パワー(ルール歪曲・速射可能)、+50%;速射100、+250%)
解説:毎秒100発のパンチの猛連打を浴びせる攻撃です。命中判定に+7のボーナスがあり、成功すると成功度+1発命中します。1発あたりのダメージは突き+1の叩きです。攻撃を受けたキャラクターは通常通り素手に対する能動防御を行い、成功すれば成功度+1発を回避することができます。

・・・なかなかどうしてとんでもない感じの仕上がりですね。普通に殴っても10発くらいは余裕であたりかけますので、完全回避は極めて困難です。これはパンチなのでまだ救いがありますが、武器を使って切り・刺しや振り基準ダメージを繰り出せるようになってくると、相当凶悪になってくるのは間違いありません。もっとも、射撃では普通に「速射」出来ますので、このくらいのことは特に珍しいとも言えないのですが。*2
まあ白兵にせよ射撃にせよ、高レベルの速射は簡単に認めるべきではないでしょう。例えば攻撃の「発射数」に応じたCPを「特殊な背景」に速射の増強のパーセンテージと同じだけのCPを支払わせる等、何らかの方法で調整が必要だと思われます。

*1:Cosmic. 非パワー

*2:流石に100連発は珍しいかもしれませんが。

SurfaceScapes

D
以前からこういうアイデアは知られていたかと思いますが、こうして形になってきているのを見ると期待が膨らみます。
個人的な意見を言わせて貰えば、真上からの視点のみではいまいち臨場感に欠けます。特にフィギュアが並んでいる中では、背面のみの映像しかないダイアーウルフは少々かすんで見えます。立体映像技術を利用して斜めからの映像を用いるといい感じになる気がしますが、少々高価になってしまうかもしれませんので、やはりフィギュアを使うのがいいでしょう。・・・マーカー付きのフィギュアにお金を注ぎ込む羽目になるのが目に浮かぶようですね(笑)


・・・裏からマグネットで動かしてくれたりすると・・・とか思いましたが、どう考えても映像が大変なことになりそうなのでボツ。